Z世代vsバブル世代、結婚観における親子の世代間格差について

芦屋縁も2011年の開業より、今年で14年目を迎えます。
結婚という一見普遍的なテーマを扱うこのお仕事ですが、14年間携わってきてここ数年で「結婚」「幸せ」に対する価値観が、特に母と娘でのギャップが大きく開いているように感じていました。
統計を取ったわけではないのではっきり断言はできませんが、私の肌感覚ではコロナ前と比べても明らかに違います。

今回は母娘で婚活中の方には、知っておいて頂きたい現状を、時代背景の側面から考察してみたいと思います。

ここ最近の結婚希望者ご本人のアラサー世代は、デジタルネイティブと呼ばれるZ世代、一方でその親御様たちは一世を風靡したバブル世代が中心となっています。
この世代の親子間の格差は、私がこれまで経験した中で一番大きくギャップを感じます。

私の肌感覚では今のアラサー世代はとても堅実で慎重、一方でその親御様の世代は楽しいことが大好きで前向き、結婚に大きな夢を持っているところがお子様とのギャップになって理解し合えないご相談も沢山受けます。

私なりに考察をしてみて気付いたことを書いてみたいと思います。

生まれた時からインターネットがあるZ世代。どこにいくにもまずはネットで調べてから、が当たり前、情報がすぐ手に取れて当たり前。はじめましての人と会う時であっても、名前をググってからどんな人なのか、安全な相手なのか、を確認してから会いに行きます。今ではこれが当たり前のように感じていますが、親世代の頃は大きく違いました。

家の中でじっとしているなんてあり得ない!外に出ると楽しいことだらけだったあの頃。
全てがうまく回っていて行動すれば楽しい気持ちになる、誰もが失敗を恐れない時代だったと思います。

この格差はそのひと世代前の親子間格差とは大きく違うように感じます。

つまり私(1977年生まれ)と私の親1940年代では、高度成長期で努力と勤勉が全ての男性社会。一方で私たちはロスジェネ世代と呼ばれて、努力して良い大学に入ったものの就職氷河期で社会に全く期待をしない世代となりました。
結婚観に関しては男性社会に変わりはないという意味では、個人差はあるものの、私は両親とはあまりギャップはないように感じていたので、それについて言い争うこともありませんでしたし、あまり疑問に思うこともありませんでした。

ですがやはり現代の親子は、理解し合えなくて疲弊している方も多いように感じます。
子供世代は、親の考え方が理解できない、フワフワした感覚があり得ない、という堅実な観点から悩み、「こんな人が良いんじゃない?」というお相手像を受け入れられないということも起きています。

結婚という人生の悦ばしい節目、大好きな両親に祝福されたい気持ちは当然のこと。そこでの考え方として、親子であっても別の時代を生きてきた人間であること、意見が一致しなくて当然だとまずは認めましょう。
結婚の最終的な目的は、どんな人と結婚するかではなく、あなたが幸せでいられる人と結婚することです✨
それは本人にしか分かりません。
何を幸せと感じるかは世代はおろか、個々でも違うものです。

親御様もお子様が幸せに生きていけるお相手、という大きな括りで見守ってあげてほしいと思います😌
長くなりましたが私なりの考察、お読み頂きありがとうございました💫

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