記事一部抜粋

25%がマッチングアプリで結婚する時代
すでにAIの利用が当たり前になりつつあるサービスに、結婚相手紹介業がある。AIが最適の結婚相手を推薦してくれるマッチングアプリを使う人は着実に増えている。明治安田生命保険が2023年10月に実施したアンケートによると、過去1年以内に結婚した人の4人に1人はマッチングアプリが出会いのきっかけだった。「職場での出会い」と並び同率トップである。
また今ではほとんどの結婚相談所も、「IBJ」や「TMS」といった連盟に加盟し、連盟が運用するマッチングシステムを導入している。高級住宅地で知られる兵庫県芦屋市の結婚相談所「芦屋縁」も連盟のシステムを使う。ただそれと並行して、仲人が縁談を持ち込むコースも用意する。芦屋縁は昔ながらのお見合いプロセスを守る、全国でも数少ない結婚相談所なのである。
芦屋縁の代表で、仲人も務める西嶋久美氏は、「会社の創業家や医者の家系、資産家など、家同士の釣り合いを大切にするご家庭の子息や子女、親御さまが、昔ながらのコースを希望することが多い。こうしたご家庭の方は、家族が連盟のシステムで紹介されることを嫌がる傾向がある」と解説する。
家同士の釣り合いを確かめるために、伝統的な釣書(つりしょ)と呼ぶ書面を使う。釣書には会員の現住所、学歴、職歴、趣味、特技などのプロフィルが記されている。釣書は関西地方での呼び方で、関東地方で言うところの身上書
だ。
芦屋縁の仲人は、社外の仲人たちと定期的に釣書交換会を開き、仲人としての目利き力を働かせながら会員に最適なお見合い相手を探している。西嶋氏は、「お相手の学歴や現住所、親の職業などから育った環境や価値観が見えてくる」と語る。AIに頼らない、職人技によるマッチングだ。
西嶋氏は「お見合い相手をAIに決められたくないと思う人は必ず残る」とし、AI全盛の時代を迎えても、仲人の仕事はなくならないと確信する。(日経ビジネスオンラインより)

 

ゴールデンウィーク中に突然記者の方からお電話があり、AIが進化しても残る職業、というテーマで取材をさせてもらえないかという依頼でした。

私としては面白いテーマだなと感じたので、仲人業が世の中に認知されるのであれば、とお受けさせて頂きました。

30分ほどの電話取材でしたが、5月9日に「日経ビジネスオンライン」で公開された内容よりも少し短くなっているようなので、そちらを掲載しました。

私としての結論は2つ。

1、釣書に記載されている情報のみならず、お互いのお家の背景(ルーツや資産、先祖から受け継ぐもの)、親御様ともお話しをしてみてのお人柄、を踏まえた上で、雰囲気の合いそうな方をご紹介できるのはやはり人間ならでは。

2、AIが上記のようなことも全て情報として吸い上げて、マッチングも精度高くできたとしても、依頼するお客様の自尊心や信頼から、「人間に依頼する」こと自体がある種のブランド意識となり得るのでは?

上記のことがある限り、仲人という仕事はなくならないと考えます。

今回の取材を機に、より自分の仕事について深く考えるようになり、同業の仲人さんたちが高齢化している中で、私のように40代仲人は珍しく、今後の仲人育成も真剣に考えていきたいと思いました。

 

 

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