釣書(身上書)の書き方

芦屋縁を立ち上げた2011年から比べると、

今の結婚観も大きく様変わりして、

お見合いのスタイルや、形式

またスマートホンの急速な普及で

出会いの形態も本当に様々になりました。

そんな中、ある会員様の結婚式に参列させて頂き、

改めて「結婚」という意味だけは

いつまでも変わらないのだと実感しました。

男性方は代々の会社経営されており、

後継者が必要なお家。

日本固有の「家」という考え方は、

個人主義になった今でも受け継がれていると

改めて実感しました。

新たな家に嫁(婿)として入る時、

これまでお世話になったご両親へのご挨拶は、

何より一番感動します

そしてそこから、また新たな家族が始まります。

 

前置きが長くなりましたが、

芦屋縁での縁談のご紹介時にも

ご両親が「お釣書(身上書)」を持参頂くこともあります。

それは、家としての履歴書のようなもの。

今回はその書き方について、書いてみたいと思います

 

 

釣書には特に決まった書式などはなく、

基本的には縁談のお相手に向けて

ご本人+ご家族(ご兄弟などの二親等まで)を紹介する内容で

親御様が書かれる場合が多いです。

また、決まった書式がない分、実際はお相手の知りたい情報について

先に書くこともあります。

仲人はそれを預かり、家同士の釣り合いも考えながら、ご紹介していきます。

ただ、現在は個人情報保護法の関係上、

「結婚を前提にお付き合い」が決まるまでは

簡略化された内容をご本人には

お伝えすることになっています。

初めからお釣書でのご紹介をご希望の場合は、

それも可能です。

この「釣書」については、よく質問されるので一例を書いてみたいと思います。

●仕様●

・上質紙などの便せんに縦書きで、白い封筒に入れて渡すのが一般的

・基本的には手書きで、筆ペンやサインペンなどを使うとより正式なものになります

・字に自信がない場合は専門の方へお願いするか、パソコンでも問題ありませんが
手書きの方がよりフォーマルです。

下記がその一例です。
これからお見合いをされる方は、参考にしてみて下さいね。

 

※R4年6月ファイル更新済み

 

 

また、結婚が決まった時(両家お顔合わせや、結納時)に

持参する場合は、

叔父、叔母などの三親等まで記載されるお家もあります。

最近では珍しくなった、

お釣書を預かっての縁談のご紹介。

私自身はまだ40代ですが、

亡くなった母は親戚等のお世話好きでした。

そういったきっかけから、

今でもお釣書での縁談のご紹介を

引き継いでおり、昔ながらのアナログな手法での

ご紹介もさせて頂いております。

SNSでの繋がりが広がる昨今ですが、

インターネットでは介せない、

信頼のおける仲人文化は、

受け継がれて欲しいと切に願います。。。

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2022年春、芦屋つり書会、発足しました。
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